2021/08/25 19:57




以前のブログでPOLKUは「空間を楽しませる屋」とお話ししました。


それは購入された方が空間演出としてセレクトした品を飾り、楽しんでもらうことが目的だと。


同時に、私が注意しなくてはならない点は、購入された古物も幸せに過ごせるのかということです。

少なからず、POLKUが扱う商品群に対価を支払い購入してくださるお客さまはモノを価値として理解し、

楽しんでディスプレイしていただけると思います。

オブジェは空間で飾られてこそよい状態。セレクトいただいた品が空間に飾られ、大切に扱われ続けることが僕の願いでもあります。

それが綺麗なガラス花器であっても、朽ちかけた古木であっても。


その上で、悩ましいことが金額設定です。高額であれば手に取っていただく機会を少なくしてしまうし、

安価であればモノに対する相対的な価値が弱まってしまうと考えるからです。

高価 安価関係無く、モノと向き合い”価格”ではなく、”価値”で選択できる方はこのことを理解していると思います。

そういった買い方をする方は、購入後の満足度が減ることなく長く寄り添っていくことでしょう。

とはいえ、金額設定の根本は「モノ」自身のもつ魅力や稀少性に起因することには違いありません。価値に適正な

金額設定を行うことが購入後の信頼=満足度につながることだと。

金額の高低差に関わらず、商品の魅力をしっかり見出し、価値をご納得いただけるだけの伝える力を日々磨いていくばかりです。


・POLKUの商品をお客さまがご購入くださる

・お客さまがセレクトした品でディスプレイを楽しみご満足いただく

・古物が大切に飾られ続ける


この全ての立場が成立することがPOLKUの幸せであり、この上ない喜びです。


2021.8.25

POLKU