2021/09/22 22:54
"美学は哲学、論理学の一領域
「美しい」と感じることは主観的で、直感的な認識にすぎない。
「美しいと感じるものが、ほかの人も美しいと感じること」、つまり美という感覚を共有するコミュニケーションがどのように成立するのかについて考えることが、美学の出発点”
素材の経年変化、モノの視覚的価値の編集
これらの点を主として古物をセレクトしています
つまり、POLKUがセレクトする基準 = POLKUの美学となります
上記にある通り、自身が美しいと感じるものを他者に共有できるとは限らない、また販売するに当たり金銭感覚も併せることでよりお客様との共有範囲は狭まることも事実です
ただ真摯にモノと向き合い、モノがもつ魅力を十二分に解き、魅力を発信する
そんな地道な作業の繰り返しの中で価値が見出され、新たな世界に古物を送り出すことができる
これが私の使命であり、やりがいです
またPOLKUが扱う品の中には、側からみれば無価値のような代物もあります
それに価値を感じ手に取り、商品として発信しなければ捨てられたであろうモノがたくさんあります
私はそんな日常にありふれていながらも目を向けられていない魅力的なモノを見つけて、手に取る作業にも力を入れていきたいのです
その作業は決して風変わりだから行うのではなく、日常に佇むそのモノは確実に光を纏い存在しているのです
そんな活動の中で、POLKUのもつ美学を言語化して伝えることができれば良いなと日々考えて取り組んでおります
わかりやすく答えがあるモノほど支持され、
わかりにくく答えのないモノほど価値は語られない
他人の言葉や思考に甘んじてしまうのは、
楽だけど個性や自由はないかもしれない
POLKUは、そんな重い硬い扉を少しでも開ける一押しの力となりたいです
2021.9.22
POLKU