2022/07/25 16:14

3月に行った展示についてまとめます、ブログ更新もサボりがちです。




展示名|三視点という名の通り、三つの視点から古物を楽しむ企画となりました。
POLKUと同じく上田市を中心に活動する知人の写真家 丸田平さん、イラストレーター ナカムラルイさんのお二人と
何か企画を一緒にやりたいねと長らくお話をしていた中、POLKUが閉店する最後のタイミングに行いました。

ふんわりと考えていた企画としては、ポルクの古物を各々 写真と絵に表現してもらう。そして、物体・写真・絵という
異なる完成物としてお客さまはどういった評価・印象の違いを比較して感じるのかという実験的感覚を持ち合わせていました。
個人的には、ポルクの古物が大衆的が評価されづらいことを念頭に、写真の作品を見て
「対象のオブジェをなんか面白いかも」という意見や、絵の作品を見て「なんかオブジェを良いかも」という意見。
そんな対象物の視点が変わることで評価の相互作用が生まれたら面白いのではないかと考えていました。



この企画では写真6点、絵7点の作品13点と、古物11点の展示販売を行いました。それぞれの作品づくりの対象となった
古物はお二人が自由にセレクトしました。


結論、とても面白い他にない展示会となりました。上記した個人的な実験的仮定の要素をお客様の反応から結果として
得ることができました。
それは、オブジェとして興味がなかったけれど、写真や絵を通してオブジェもよい作品に見えてきたと。
作品ごとに生まれた良さが相互に好影響を及ぼしたんだと思います。

長所や短所は紙一重という話に近しい話かもしれないが、楽しくない嫌いなことでも少し視点を変えてみると
案外楽しかったり好きになれそうだったり。そんな日常に転がっていそうな感情を掬ってあげるような
何とも面白い展示になったのではないでしょうか。

空間ディスプレイという取り組みとして、お2人作品は壁掛けがマストの中、古物は宙に下げたり、高さを変えて置いたり、
同じく壁掛けしたりとポルクとしてはディスプレイを合わせる楽しさがありました。
販売会として、古物はほどほどに、写真や絵はたくさんの方が購入くださって大満足です。
3人で他にない展示会ができてとても楽しかったです。

また違う場所でVol.2をいずれ開催したいと思います。


2022.7.25 POLKU 大平純也